この記事で紹介しているDellのゲーミングモニターS2522HGは、フルHDであるもののリフレッシュレートが240Hzでありながら、高さの調整、上下左右の角度の調整、画面の回転もでき、高性能かつ多機能なモニターとなっています。
FPSなどのゲームを中心プレイしている人におすすめできるモニターなので、ぜひ、最後までご覧ください。
S2522HGの高さや角度の調整、回転機能について
S2522HGは高さや角度を調整できるようになっています。
高さは最大で130mm高くすることができ、角度は上下が-5~21°、左右が45°ずつ調整できるようになっています。
画面が見やすいように机やイスの高さに合わせて高さを調整するのもいいですし、限界まで高くしてモニターの下に小物を置いたりするのもいいと思います。
上下の角度調整は高さ調整と合わせて使うと便利ですし、左右の角度調整はキーボードを斜め置きしたいときなどに便利な機能です。
さらに、回転させることもでき、90°回転させて縦画面にもできます。縦画面動画が見やすくなったり、ブラウザで何かを検索したりするときにスクロールが少なくなるなどのメリットがあります。
VESAマウント対応でアームをつけられる
背面にアームをつけれるようにもなっていて、机に奥のではなく、アームを使って自由に設置したい人にもおすすめです。
アームは別売りになっているので、必要な場合は別途、購入が必要になります。
HDMIなどの入出力端子について
入力端子も各種しっかりと搭載されていて、HDMIポートは2つ、DisplayPortが1つ搭載されているので、PC以外にも複数のデバイスを接続しておくことができます。
ヘッドセット、イヤホン用のジャックも搭載されているので、モニターから音声を聞くこともできます。ただし、ケーブルの長さが足りなかったり、邪魔になったりする可能性があるので、コントローラーなどに接続できるなら使わない端子かもしれません。
USBハブが便利
このモニターにはUSBハブ機能があり、USBのアップストリームポートとダウンストリームポートが搭載されています。
アップストリームポートとPCを接続することで、ハブ機能が有効になります。ダウンストリームポートは4つあって、ここにマウスやキーボード、マイクなどのデバイスをつなぐことで、モニターを介してPCと接続することができます。
PCのUSBポートが足りていないという人にとっては、便利な機能になります。
解像度やリフレッシュレートなどの性能について
ディスプレイは24.5インチでフルHD
画面の大きさは24.5インチになっていて、ゲーミングモニターの標準的な大きさになっています。
大きい画面でゲームをしていると、目を動かす距離が長くなるので、反応が遅れたり目が疲れやすくなるなどのデメリットがあると言われているので、24インチや27インチぐらいの大きさのゲーミングモニターが一般的になっています。
解像度はフルHDで、こちらも標準的な解像度です。4Kなどの高解像度のモニターが欲しい人には向いていませんが、解像度よりもリフレッシュレートなどを優先したい人におすすめです。
最大リフレッシュレートは240Hzと高め
このモニターは最大リフレッシュレートが240Hzであるところが大きな特徴です。
リフレッシュレートは、その数値が高ければ高いほど、映像が滑らかになって綺麗に見えるようになります。パラパラ漫画のページ数が増えるようなイメージをするといいかもしれません。
FPSなどのゲームを高リフレッシュレートでプレイすると敵の視認性が向上したり、より正確な敵の位置を捉えられるというメリットがあります。
入力端子はHDMIとDisplayPortがありますが、どちらも240Hzに対応しているので、DisplayPortが搭載されていないPCでも240Hz出力が可能です。
発色がいいIPSパネルを採用
パネルは発色がいいIPSパネルが採用されています。画面が白っぽくなってしまうTNパネルと比べると、発色がよくて画面が綺麗になるメリットがありますが、少し価格が高くなってしまうデメリットがあります。
最近のゲームはグラフィックが向上してきていて、そのグラフィックを最大限に楽しむためにはIPSパネルがいいと思います。
設定が面倒でもプリセットモードが便利
モニターを新しく買った後は、接続するデバイスに合わせて明るさや色合いを調整するのが基本になりますが、それが面倒に感じる場合もあると思います。
そんなときに便利なのが、購入した時点で設定されているプリセットから選択すると、自分で細かい設定をしなくてもいいかもしれません。
FPSなどに向けたモードが用意されている
モードはいくつも用意されていて、標準・FPS・MOBA/RTS・RPG・SPORTSといったモードがあります。
それぞれのモードを選択すると、それぞれのゲームジャンルに適した明るさや色合いに自動的に変更してくれます。
あらかじめ決められた値に変更されるので、どのゲーム、どの環境にも適しているとは限りませんが、そこまで設定にこだわりが無い方や設定に時間をかけたくないという方に使ってほしい機能です。
暗いところを見やすくするスタビライザー機能
ゲーム内で洞窟などの暗い場所に入ったりすると、暗すぎて視認性が極端に落ちたりすることがあります。その視認性の悪さを改善してくれるスタビライザーという機能もあります。
ホラーゲームで周りが見づらくて探索がしづらいときやFPSで洞窟の中などの暗い場所に行くときに役立つ機能です。0~3の値の中で調整できて、値が大きくなるほど見やすくなります。
ただし、強制的に明るさを変更するので、ゲームのリアリティが落ちたり、ホラーゲームの恐怖感が薄れる可能性があるなどのデメリットもあります。
応答速度の3段階で変更できる
応答速度は高速、超速、最速の中から選んで設定できます。高速モードは4ms、超速モードは2ms、最速モードで1msの応答速度になります。
1msにするとモーションブラーを減らせるといったメリットがあります。
S2522HGの価格について
S2522HGの価格は約5万円になっています。Amazonなどではセールのタイミングで安く売られているときもあるようです。
正直少し高いとは思ってしまいますが、高さと角度の調整、USBハブ機能、240Hzの高リフレッシュレートなどの機能が搭載されていることで、この価格になっているのだと思います。
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