この記事では、2023年7月発売のゲーミングモニターMAG 275CQRF-QDの特徴を紹介しています。
MSIが開発したモニターでWQHD解像度、170Hzのリフレッシュレート、RAPID VAパネル、などの特徴がある「MAG 275CQRF-QD」というゲーミングモニターになります。
解像度はWQHDで大きさは27インチ
画面の大きさは27インチでゲーミングモニターの中では、少しだけ大きめだと思います。画面が大きいと迫力のある映像でゲームをプレイできたり、作業用で使うなら複数のウィンドウを並べやすいというメリットがあります。
解像度はWQHD(2560×1440)となっています。4Kなどには劣りますが、高い解像度でゲームをプレイできるようになります。高画質なモニターが欲しいけど、4Kで高リフレッシュレートのモニターは予算的に厳しいという人におすすめの解像度です。
このモニターは両端が曲がっているタイプのモニターで、湾曲率は1000Rとなっています。
パネルはRAPID VAパネルを採用
このモニターには、RAPID VAパネルという最新のパネルが採用されています。
RAPID VAパネルは、VAパネルと比べて駆動速度が4倍速く、1msの応答速度を実現しています。コントラスト比は通常のVAパネルと同じで、しっかりと黒色を表現してくれます。
視野角が狭いという問題点もありますが、基本的には1人で使うのであれば、気にしなくていいと思います。
最大リフレッシュレートは170Hz
最大リフレッシュレートは、170Hzとなっていて、DisplayPortでの接続であれば170Hzを引き出すことができます。
HDMIでの接続の場合は、170Hzは出せませんが、144Hzは出せるので120Hzが出るデバイス、ゲームにも使うことができます。PS5を接続して使うのもいいと思います。
リフレッシュレートは、その数値が高ければ高いほど、映像が滑らかになって綺麗に見えるようになります。FPSなどのゲームを高リフレッシュレートでプレイすると敵の視認性が向上したり、より正確な敵の位置を捉えられるというメリットがあります。
可変リフレッシュレートは忘れずにオンにしよう
映像のティアリングを防ぐための可変リフレッシュレート(VRR)であるAdaptive-Syncは、忘れずにオンにしなくてはいけません。これをオンにしていなくて、画面のチラつきが起こるとゲームプレイに支障が出ますし、ストレスにもなってしまいます。本体のメニューからオン/オフを選択できます。
応答速度は3段階で調整できて1msが最速
応答速度は、3段階で調整できるようになっていて、最速で1msにすることができます。本体のメニュー開いて、応答時間の設定からNormal,Fast,Fastestの速度を選べるようになっています。応答速度は、速ければ速いほどいいと言われているので、特に理由が無ければ、3つの中で一番速いFastestに設定しておけばいいと思います。
MAG 275CQRF-QDの高さ調整、角度調整機能について
MAG 275CQRF-QDは、高さと角度を調整できるようになっていて、高さは最大で130mm高くすることができます。角度は上下の角度を-5~20°の範囲内で調整することができます。
このあたりの機能は、必ず必要なものではありませんが、搭載されていると、デスクの環境に合わせて設置しやすくなるので、あると便利な機能です。左右の角度調整と縦画面には対応していないのが残念なところです。
VESAマウント対応でアームをつけられる
VESAマウントに対応していて、スペーサーねじも付属品で入ってきます。VESAマウントがあることで、背面にアームをつけれるようになっていて、机に置くのではなくアームを使って自由に設置することができます。机のスペースを取らないので、省スペース化をしたい人はアームを使ってみてはいかがでしょうか。
HDMIなどの入出力端子について
入力端子も各種しっかりと搭載されていて、HDMIポートが2つ、DisplayPortが1つ、USB-Cポートが1つ搭載されているので、PC以外にも複数のデバイスを接続しておくことができます。
USB-Cでの接続は、つなぐデバイスがDP Alt modeに対応している必要がありますが、スマートフォンなどを接続できるので、頻繁に使うことはないと思いますが、あると嬉しい場面が来るかもしれません。
ヘッドセット、イヤホン用のジャックも搭載されているので、モニターから音声を聞くこともできます。ただし、ケーブルの長さが足りなかったり、邪魔になったりする可能性があるので、コントローラーなどに接続できるなら使わない端子かもしれません。
USBハブとしても使える
付属してくるUSBケーブルで、モニターとPCをつなぐことでモニターをUSBハブとして使えるようになります。
USB2.0-Aが2つ搭載されていて、USBハブとして使えるポートはその2つになります。数は少ないですが損はしない機能なのでぜひ、活用しましょう。
背面にはLEDライトを搭載
背面にはLEDライトが搭載されていて、ライティングでかっこよさを出すことができます。Gaming Imtelligenceというソフトと連動させることで、色の調整や発光パターンの変更ができるようにもなっています。ただし、PCが無いとそのソフトが使えないので、注意してください。
MAG 275CQRF-QDの価格について
この記事は、発売前に作成しており、正確な価格は分かりませんが、おおよその価格は5万円前後となっています。VAパネルのモニターも使ってみたいと思っていたけど、応答速度が遅いのが嫌で試したことがなかったという人は、このモニターを購入してRAPID VAパネルを試してみてはいかがでしょうか。
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