中華製のコントローラーを中心に1000Hzのポーリングレートを出せるコントローラーが発売されていますが、2024年9月末にRazerからもモード切替をすることで、ポーリングレートを1000Hzに出来るコントローラーが発売されます。中華製のコントローラーと比べると価格が高いですが、有名なメーカーの商品の方が安心できるという方におすすめです。
価格が安めな有線モデル「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」
価格が少しでも安い方が良いなら有線モデルの「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」がおすすめです。
有線モデルなので有線でしか接続できませんが、価格が安く、Xbox Series S|XとWindowsPCに接続可能です。PlayStationやSwitchでは使えませんので注意してください。Razerの公式価格は17,480円です。
PC接続時は最大ポーリングレート1000Hz
「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」のポーリングレートは、Xbox接続時は250Hzですが、PC接続時は1000Hzまで出すことが出来ます。ポーリングレートが高いと、入力遅延が減ってより直感的な操作がしやすくなります。
1000Hzを出すためには、標準モードからトーナメントモードに切り替える必要があります。コントローラー本体でモード切替用のショートカットを入力するかRazerのControllerアプリで切り替えることが出来ます。
なお、接続できるPCは、Windows11を搭載したPCのみになりますので、Windows10やMacOSを使用している場合は使用できませんので、注意してください。
背面パドルが4つとバンパーが2つ搭載
背面に追加されているボタンは、ボタンタイプではなく、パドルタイプになっています。グリップ部分の裏側辺りに4つのパドルが付いているので、比較的押しやすいと思います。さらにトリガーボタンの横にも2つのバンパーが付いていて、合計で6個の追加ボタンがあります。
グリップ部分に付いているボタンは指を動かさずに押すことが出来ますし、バンパーボタンはトリガーボタンから少し指を伸ばせば押すことが出来るので、扱いやすいと思います。
ボタン配置はRazer Controllerというアプリと連携させることで、カスタマイズが可能になります。
入力が速いボタンとストロークを調整できるトリガーボタン
「ABYX」の4つのボタンはRazerのメカタクタイルアクションボタンというボタンが採用されていて、他のコントローラーよりもアクチュエーションポイントが浅く、入力が速いというメリットがあります。
トリガーボタンには、ストロークの距離を変更できるトリガーストップ機能が搭載されています。ストロークの長さは2パターンで、レースゲームなどのためにストロークを長くしたり、FPSなどのためにストロークを短くすることもできます。ストロークの長さは本体の背面にあるスイッチで調整が可能です。
価格は高いが無線で使える「Razer Wolverine V3 Pro」もある
「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」は、有線でしか使えませんが、無線でも使える「Razer Wolverine V3 Pro」もあります。
「Razer Wolverine V3 Pro」であれば、有線でも無線でも使うことが出来ます。ですが、「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」の価格が17,480円なのに対して、「Razer Wolverine V3 Pro」の価格は35,480円と大幅に高くなっています。コスト面を考えると、「RAZER WOLVERINE V3 TOURNAMENT EDITION」を選ぶのが無難だと思います。
2つの違いとしては、価格以外に本体を収納できるキャリングケースが付いてくるかどうかという点があります。「Razer Wolverine V3 Pro」を購入すれば、キャリングケースが付いてくるので、外で持ち運ぶことがある場合に向いていると思います。
まとめ
「Razer Wolverine V3」シリーズのコントローラーは、ポーリングレートを1000Hzに出来るという大きなメリットを持つコントローラーになります。背面ボタンやトリガーストップなどの機能は、他のコントローラーでも同じ機能を持っているものがいくつもありますので、ポーリングレートを気にしないという方は、他のコントローラーを買うのが良いかもしれません。遅延の少ないコントローラーを試してみたいという方にはおすすめです。
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