PC周辺機器のメーカーの中ではかなり有名なRAZERからは、Playstationの公式ライセンスを取得しているコントローラー「RAZER WOLVERINE V2 PRO」が販売されています。
この記事では、その「RAZER WOLVERINE V2 PRO」の背面ボタンなどの特徴をご紹介しています。
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接続可能なデバイスはPS5とWindows10以降のPC
「WOLVERINE V2 PRO」は、PS5とPCに接続可能となっています。PCの場合はWindows10以降のOSに対応しています。公式的にはmacOSに対する対応は保証されていないので、注意が必要です。
接続方法はUSB Type-Cケーブルによる有線接続と2.4GHzのワイヤレス接続が用意されています。2.4GHz用のドングルはUSB Type-Aになっています。
2.4GHzワイヤレス接続について
ワイヤレス接続はRAZERのHYPERSPEED WIRELESSという2.4GHzワイヤレスのテクノロジーが搭載されています。このテクノロジーはRAZERのマウスにも搭載されているもので、これにより、低遅延を実現します。さらに、消費電力が少なくなるメリットもあり、より長時間の使用が可能になります。
背面にあるスイッチで有線モードと無線モードを切り替えなければいけない注意点もあります。ケーブルで繋いだら有線に切り替わったり、ケーブルを抜いたときに無線に切り替わったりはしないので、手動で切り替えなければいけません。
接続デバイスの切り替えが必要
接続方法と同じように接続するデバイスも背面にあるスイッチで切り替えなければいけません。
PS5かPCを選択できるようになっているので、接続したい方にスイッチを動かしてください。
ボタンについて
ボタンはアクチュエーションポイント(ボタンを押してから反応するまでの距離)が通常よりも短くなっており、ほんのわずかですが入力が早くなります。実際にアクチュエーションタイムは10msとなっていて、FPSなどのわずかな時間が大事なゲームにも適しているでしょう。
トリガーの押し込み距離を調整できる
L2R2トリガーについてはRAZERのHYPERTRIGGERという仕様になっており、トリガーの押し込み距離を変更することができます。
背面にあるトリガーストップスイッチを動かすことで切り替えができます。スイッチはスライド式で外側に動かせば押し込みを短く、内側に動かせば押し込みを長くできます。左右それぞれにこのスイッチがあるので、片側だけ押し込みを短くすることもできます。
PS5の純正コントローラーのように押し込みを長くすることもできますし、マウスをクリックするような押し込みにもできます。プレイするゲームに合わせて変更するのもいいと思います。
背面にはトリガーが4つ付いている
さらに、大きな特徴があり、LRボタンよりもさらに内側にボタンが一つずつついています。背面にはトリガーが4つついていて、ボタンの数がかなり多くなっています。
それぞれのボタンの割り当てはスマートフォンにインストールできる「Razer Controller」で自由に変更することができます。デフォルトではM3には×ボタン、M4には〇ボタン、M5には左スティックの感度クラッチボタン、M6には右スティックの感度クラッチボタンが設定されています。
感度クラッチボタンはスティックの感度を一時的に変化させるボタンのボタンのことで、高速ターンなどに役立ちます。自分のプレイスタイルなどに合わせた使い方を見つけられれば、とても大きなメリットになるでしょう。
スティックについて
左右のスティックは2種類あり、好みに合わせて変更できます。凸型と凹型があり、高さも異なっています。凸型は短く、凹型は高くなっています。
コントローラーを分解したりしなくてもスティックを引っ張るだけで外すことができ、交換がしやすい世に設計されています。
方向キーについて
PlayStationやNitendo Switchなどのコントローラーの方向キーは4方向入力が基本になっていますが、「RAZER WOLVERINE V2 PRO」では、8方向に分かれています。キーが十字になっているのではなく、丸い円盤状のキーになっていることで、8方向での入力を可能にしています。
カラーについて
カラーは二色展開となっており、黒と白があります。白に関してはボタンなどは白色になっていますが、グリップ部分は黒になっています。スカフのコントローラーなどと比較するとカラーのバリエーションは少ないので、少し残念ではあります。
大きさと重さについて
RAZER WOLVERINE V2 PROは、プロゲーマー向けの新しいゲーミングコントローラーで、その大きさは、105.8mm×167.5mm×65.2mmです。比較対象のPlayStation5のDualSenseは107mm×159mm×63mmで、これと比較すると、RAZER WOLVERINE V2 PROの奥行と高さはほぼ同じであるものの、幅がやや大きくなっています。そのため、DualSenseが大きいと感じている方には、この製品も大きいかもしれません。
重さについては、RAZER WOLVERINE V2 PROが279gで、DualSenseが282gほどと、ほぼ同じ重さです。ボタンの数が多いため重くなりがちですが、振動用のモーターが搭載されていないことにより、軽量化が実現されています。
PS5接続時に使えるイヤホンジャックを搭載
3.5mmのイヤホンジャックが搭載されていて、イヤホン、ヘッドセットを接続することができます。マイクミュートボタンもついているので、トイレに行く際などにも簡単にミュートにすることができます。
ただし、このイヤホンジャックはPS5に接続しているときしか使えないようになっているというデメリットもあります。
そのため、PCで使う場合はPC本体のイヤホンジャックに接続する必要があるので、PCで使う予定がある方は気を付けてください。
音量調整もできる
音量調整もできるようになっていて、マルチファンクションボタンを長押ししてから方向キーの上下を押すことで、音量調整ができます。
PS5の設定画面を開いて調整をする必要が無いので、ゲームをしながらでも音量調整がしやすくなるメリットがあります。
Razer Controllerというアプリで様々な設定ができる
Razer Controllerというスマートフォン用のアプリを使うことで様々な設定ができるようになっています。このアプリは、iOS13以降、Android10以降のスマートフォンに対応しています。
アプリをインストールして起動したらコントローラーを接続すれば、設定が変更できるようになります。接続方法はRAZER WOLVERINE V2 PROのマルチファンクションボタンとマイクミュートボタンを同時に長押しして、ペアリングモードを起動すればいいだけなので、難しくはありません。
Bluetoothを使用して接続するので、スマートフォンのBluetooth機能をオンにする必要があります。
Razer Controllerを使うことで下記のような設定を変更できます。
- ボタン割り当ての変更(リマッピング)
- スティックの感度クラッチの調整
- RGBライティングの調整
- 上記の設定をプロファイルとして保存
ボタン割り当ての変更ができるのは、6個の追加ボタンのみで、そのほかのデッドゾーンなどについては変更できないようです。
設定したプロファイルは簡単に切り替えられる
保存したプロファイルは、簡単に切り替えることができるようになっています。
音量調整をするときと同じように、マルチファンクションボタンを長押しして、方向キーの右を押すことで切り替えができます。
LEDライトの色で、現状どのプロファイルになっているのかを確認することもできます。プロファイルを保存しておけばゲームに合わせて、簡単にボタン割り当てなどを切り替えることができるので便利です。
公式価格
これだけ高性能だと価格がどの程度なのか気になると思いますが、Razer公式ストアでの価格は、40,980円となっています。他のコントローラーと比べると、価格は高めになっています。背面ボタン付きのコントローラーでも2万円ほどで買えるものはありますので、4万円は高いと思う方は他のものを探してみましょう。
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ネット上でのレビュー
背面ボタンが遠くて押しづらい
背面ボタンがコントローラーの真ん中に寄りすぎていて、押しづらいという意見がありました。実際にほかのコントローラーの背面ボタンや背面パドルと比べると、グリップからボタンまでの距離が遠いです。
手が大きくて指が長ければ問題ないかもしれませんが、手が小さいと思う方には向かないかもしれません。その場合は、グリップからボタンまでの距離がもう少し近いものを選んだほうがいいと思われます。
最後に
この記事をご覧いただきありがとうございました。PS5で使えるカスタムコントローラーは、様々なメーカーから販売されていますが、Playstationのライセンスを取得しているものは少ないです。
RAZERということもあり、安心して購入できる商品です。
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