この記事では、SteelSeriesのゲーミングキーボードについて、ワイヤレスに絞ってまとめています。大きさなどの基本性能についてまとめています。このキーボードは、複数の言語配列で販売されているので購入の際は、誤った配列を選択しないようご注意ください。
他メーカーのゲーミングキーボードについての記事もありますので、よければご覧ください。
SteelSeriesとは
SteelSeriesは、本社がデンマークにあるマウスやキーボード、ヘッドセットなどのデバイスを開発しているメーカーです。独特なロゴも印象的です。世界的にもかなり有名なメーカーで、SteelSeries製品を愛用しているゲーマーも多いです。
サイズはTKLとMINIの2種類
SteelSeriesの公式サイトで絞り込みをすると、ワイヤレスゲーミングキーボードは「APEX PRO TKL WIRELESS」と「APEX PRO MINI WIRELESS」の2種類が出てきます。TKLはテンキーレスの略で、通常のキーボードであれば右側についているテンキーがついていません。MINIはテンキーレスよりもさらにコンパクトになっていて、矢印キーなどもついていません。省スペースなキーボードを探している方には、おすすめできますが、資料作成などをするときには、不便なキーボードになるので、注意が必要です。
有線接続でもよければ、フルサイズのキーボードがありますので、フルサイズが良い方は、そちらをチェックしてみてください。
APEX PRO TKL WIRELESSについて
まずは、「APEX PRO TKL WIRELESS」についてまとめていきます。
大きさについて
大きさは、横355mm×縦128mm×高さ42mmとなっています。テンキーが無い分、フルサイズのキーボードよりもコンパクトになっています。Excelなどで数字を大量に入力する場合はテンキー無いと不便ですが、それほど数字キーを使わないという方は問題ないと思います。自分のデスクの大きさやマウスを動かす範囲を考慮して、スペースがあるか事前に確認しましょう。
スイッチについて
スイッチは、OmniPoint 2.0というスイッチが採用されています。キーを押してから入力がされるまでの深さのことをアクチュエーションポイントというのですが、その値を最も浅く設定すると0.2mmにすることができます。そのため、自分がキーを押してからの反応を速くすることができ、わずかな時間ではありますが、オンライン対戦型のゲームをする際に少し有利な環境でのプレイが可能になります。
また、2-in-1アクションキーという機能も備えています。この機能により、キーの押し込み具合によって、1つのキーで2つのアクションをできるようになります。例えば、Wキーを軽く押し込んだ時は歩き、Wキーをさらに深く押し込んだ時は走るといった2つのアクションを1つのキーでできるようになります。
アップデートによりアクチュエーションポイント0.1mmが可能に!
2023年8月30日に実施されたアップデートにより、アクチュエーションポイントが従来の0.2mmからさらに0.1mmまで浅く出来るようになりました!0.1mmの違いを実感できるかどうかは分かりませんが、システム上は入力が速くなるので、この0.1mmの差がゲームの勝敗に関係してくる可能性も無いとは言い切れません。これほどアクチュエーションポイントが浅いキーボードは、まだ珍しく、スピードを重視するゲーマーなら一度は試してみたくなるキーボードだと思います!
キーキャップは全て外すことができる
キーキャップは、全て外せるようになっています。キーキャップを外しやすいように、本体の底面にキーキャッププーラーが用意されています。キーキャップを別のものに交換したい場合は、無理に外そうとするとスイッチやキーキャップが壊れる可能性もあるので、必ずキーキャッププーラーを使いましょう。
接続方式について
接続方法は、2.4GHz接続とBluetooth接続が可能です。2.4GHz接続の場合は、レシーバーをUSBポートに挿さなければならない点には、少しだけ注意が必要です。接続方法によってバッテリーの持続時間が異なり、2.4GHzの場合は37.5時間、Bluetoothなら45時間となっています。WindowsのPCだけでなく、MacやXbox、PlayStationにも接続できます。
有機ELスマートディスプレイについて
このキーボードの右上には、有機ELスマートディスプレイというものがあり、設定、プロファイルの変更などを簡単に行うことができます。プロファイルは、最大で5つ設定することができるので、ゲームによって設定を変更したい方におすすめの機能になります。上に回せば音量が上がり、下に回せば音量が下がる音量コントローラーもついています。そのコントローラーを押せば、ミュートをすることもできます。
テンキーについて
数字が入力できるキーが四角形のような形で並べられているものをテンキーといいますが、このキーボードは、マウスを動かすスペースを確保しやすくするために、テンキーがついていません。極力デスクは空けておきたい方におすすめになります。ただし、テンキーレスの場合は、エクセルなどで数字を連続して入力したいときなどに少し苦労すると思いますので、そういった資料作成を行う方には不向きになると思います。
リストレストについて
長時間の使用でも手と腕の疲労を軽減するために、リストレストといったクッションが付属品でついてきます。人によって好みはあると思いますが、リストレストがあったほうがしっくりくる人も問題なく、購入できるでしょう。
SteelSeries Engineとの連動について
SteelSeries Engineというソフトウェアとの連動により、ライティングや2-in-1アクションなどの設定を行います。自分好みの設定を探すのも楽しみの一つになると思います。
ネット上でのレビュー
・ボリュームコントロールのホイールが使いづらい
・バックライトをつけた状態で、週2回の充電で済みそう
といったレビューがありました。バッテリーは使用頻度にもよりますが、週2回ほどの充電が必要そうとのことなので、使わないときにケーブルを挿して充電しておくのがよさそうです。レスポンスなどの操作性については、満足している方がほとんどです。
APEX PRO MINI WIRELESSについて
次は、「APEX PRO MINI WIRELESS」についてまとめていきます。
大きさについて
大きさは、横293mm×縦103mm×高さ40.3mmとなっています。テンキーだけでなく、方向キーもついていないので、かなりコンパクトになっています。本格的にゲームに特化したキーボードといえるでしょう。資料作成などでは、さらに不向きになってしまうので注意が必要です。
APEX PRO TKL WIRELESSと同じ特徴
「APEX PRO MINI WIRELESS」は、「APEX PRO TKL WIRELESS」と同様の特徴が多いです。
- OmniPoint 2.0スイッチ
- 接続方式(バッテリー持続時間は異なる)
- テンキーレス
- SteelSeries Engineとの連動
上記のような部分は、「APEX PRO TKL WIRELESS」と同様の特徴となっています。
ネット上のレビュー
・ローセンシでもキーボードにぶつかりにくくなった
・音がいい、押し心地がいい
・キーキャップにバリがあった
このようなレビューがありました。コンパクトなので、マウスの動かし方が大きくても邪魔にならないメリットがやはり大きいようです。キーキャップにバリがあったのは、初期不良のような個体だったのか、よくあるものなのかは分かりませんが、参考にしておいたほうがいいかもしれません。
表にして比較しやすく
商品 | 大きさ [mm] | スイッチ | 接続方式 | 有機ELスマート ディスプレイ | テンキー | リスト レスト | SteelSeries Engine との連動 |
APEX PRO TKL WIRELESS | 355 ×128 ×42 | Omni Point 2.0 | 有線 or 2.4GHz or Bluetooth | あり | なし | あり | あり |
APEX PRO MINI WIRELESS | 293 ×103 ×40.3 | Omni Point 2.0 | 有線 or 2.4GHz or Bluetooth | なし | なし | なし | あり |
最後に
ここで紹介しているキーボードの強みは、0.1mmのアクチュエーションポイントとテンキーレスなどによる省スペース化だと思います。また、ワイヤレス接続により、邪魔なケーブルは充電時以外は外しておくことができます。この記事をご覧いただきありがとうございました。
参考:steelseries公式サイト https://jp.steelseries.com/
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